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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第65章 慟哭

「その借金の額をこっちが肩代わりして、挙げ句に葬儀の費用までこっちでもった。本来ならテメーが葬儀代出すはずなんだぞ。でもまぁ、ウチの会社の秘書としていたワケだから会社で葬儀をあげた」

「何だ、その借金て?大体先生はお前の秘書だろ!その秘書が何で借金背負って自殺するんだ?テメー、また何かやりやがったな!」

先生が自殺した。ありえない!

しかも何だ、その借金てのは?

「おいおい、人聞きの悪い事言うなよ。いいか、お前の母ちゃんはウチとは別にソープを経営してたんだよ。だが、客は入らねえ、おまけに店に薬物が見つかって警察にパクられたんだよ」

薬物?まさか先生が薬物使用なんて…

何がどうなってんだ?

「で、結局お前の母ちゃんはシロだという事で釈放されたが、店の運営資金が無くなり、どっかからまた金を借りたんだろ?
よく解らねえが、会社には無断でそういう事をして、借金作って死んだ。そういうワケだからこの遺骨はお前に渡すわ」

「おい、テメー何から何まで不自然な事ばかりしてんな。オフクロも消したのはテメーだろ」

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