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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第65章 慟哭
「オレは潔白だ、バカヤローが。とにかく、会社としては無断でソープなんてやりやがって赤字で潰して借金まで作りやがったんだ。ウチとしてはえらい迷惑してんだよ!挙げ句に死にやがって、どこまで人に迷惑かけりゃいいんだ、お前の母ちゃんは」

あの先生が自殺なんて考えられない。
確かに最近は疲れきった表情を見せていたが、自殺だなんて絶対にあり得ない…それに何があってもオレの事は守るとまで言ったのに。

「とにかく、この遺骨はテメーの母ちゃんだから、お前に渡すのは同然の事だろ?むしろ葬儀までしたオレに感謝の言葉すらなえのか、テメーは!
ホントにロクでもねえガキだ!
母親が死んだのを知らずにフラフラしやがって親不孝もんが!
いいか、とにかくこれはお前に渡すから墓はテメーの金でつくってやれ!いいなっ、それからもう二度と会うことは無いが、ウチの会社に来たら今度は警察呼ぶからな、覚えとけ!」

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