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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第67章 遺言
そしてアパートに帰って、風呂に入って飯を食ったらすぐに寝る、その毎日だった。

かなり疲れる仕事だが、周りの人達はいい人ばかりで、亮輔はキツいとは思わなかった。

とにかく働いて生活をしなきゃならない、そして鴨志田の言葉通り、学校にも休まず通った。

今思えば、あれが実の母親としての遺言だったのではないだろうか。

休日はどこへも行かず、ただひたすら寝ている。
外に出ても、遊ぶ相手もいないから、部屋にこもり、ダラダラと過ごし、夕方になると晩飯の支度の為にスーパーで食材を買い、自炊する。

なるべく切り詰めるだけ切り詰めて、金は極力使わないようにしようと考えていた。

だが、まだ15才、買いたい物は山ほどある。

そんな休日に亮輔は今度給料が出たらゲームソフトでも購入しようと、久しぶりにパソコンを開いた。

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