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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第68章 破滅
亮輔は鴨志田のメールの内容を見せに警察署へ向かった。

そこで母親が失踪した件の真実として、メールを公開した。

母親や鴨志田、そして達也との関係を全て洗いざらいに話し、達也を告発した。

警察も亮輔が公開したメールの内容をもとに、達也を重要参考人として署に連行した。

取り調べ室では、母親を海外に拐っていった事を徹底的に問い詰められた。

達也は留置場に入ることになった。

達也はひたすら黙秘権を使い、一切話さなかった。

達也は保釈される自信があったからだ。

常日頃から、もし自分の身に何かあったら、この場所にいる弁護士に依頼して欲しいと。

もうすぐ弁護士が保釈するように手を打ってくるはずだ。

しかし、誤算だったのは鴨志田が最後に亮輔宛にメールを送った事だった。

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