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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第78章 レンタルボーイ、レンタルガール
いい加減にしろよ、これなら来なきゃ良かった。

「ねぇ、いくら貰ってるの?」

「帰る」

不愉快だ!金の話ばかりしやがって!

「待ってよ、実は仕事の話で古賀くんを誘ったんだから」

「人の給料聞く前に、まず自分の給料から言ったらどうなんだ?さっきから給料、給料って何なんだ一体?それ以上この話するならオレは帰る」

オレは席を立った。

「ちょっと座りなさいってば」

凜はオレの袖を掴んで座らせようとした。

「もういいだろ、金の話したきゃ他の人に聞けばいいだろ?オレは他人に給料いくら貰ってるのかなんて言うつもりはないから」

オレは一切食べ物に手をつけず、ウーロン茶もちょこっとしか口にしてない。

「悪かったってば!だから座ってねぇ?」

…オレはまた席に着いた。

すると凜は急に身を乗りだし、小声でオレに話を始めた。

「実はね、レンタルガール、レンタルボーイっていう仕事があるんだけど、古賀くん知ってる?」

レンタル?それ女子高生とかが、彼女の代わりにデートとかするヤツだろ。

下手したら淫行でパクられるじゃないか。

「要はデートの相手をするだけだろ。ニュースでもやってんじゃないか。売春とかで摘発された店もかなりあるヤツじゃないか。それがどうしたって言うんだ」

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