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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第86章 背に腹は変えられない
母親は日本大使館で身柄を確保された時、辛うじて自分の名前は覚えていたらしいが、ドラッグにより、心身ともにボロボロで、後は何を聞かれても意味不明な事を口走ったり、禁断症状でとても問いかけに対応できる状態ではなかったらしい。

帰国後、母親は病院に直行した。

衰弱した身体では事情聴取は無理だろうという事で、代わりにオレと沢渡さんが警察に事情を説明した。

以前、警察に捜索願いを出し、鴨志田のメールの内容を公表し、母親は人身売買という形で南米に拐われてしまったという経緯を伝えた。

だが、薬物に侵された母親は、南米の売春兼麻薬取引のマフィアによってドラッグ漬けにされたのか、自らすすんでドラッグに手を出したのか、それは本人から直接聞き出すしかないが、今はそんな状態ではない。

とにかく病院で衰弱した身体を回復してから事情聴取という事になるのだろう。

オレは詳しいことは解らない。

とにかく母親が見つかり、保護されたという事だけでも良かった。

ただ、もう1つ問題なのは、その治療費を支払う事だ。

沢渡さんから貰った1000万はキレイさっぱり使い果たした。

となると、オレが以前から蓄えていた金を出して払うしかない。

しかし、治療費は高額で、オレの蓄えた貯金を吐き出しても、いずれは無くなってしまうはずだ。

沢渡さんにはもう頼めない。
かといって、今の仕事では到底無理だ。

どうやったら治療費を捻出出来るのか。

学校を辞めて昼夜働き、何とか1円でも多く稼がないとならない。

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