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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第92章 同性愛者の素晴らしさとは

何だか上手く言いくるめられた感がしないでも無いが、オレの中では絶対にあり得ない行為だ。

「じゃあ、ゲイというがどういうものなのか、時間をかけてじっくりと教えてあげよう」

その司会者は浣腸をバッグに閉まいこみ、ソファーに座って葉巻に火を点けた。

白い煙がユラユラと雲のように天井に広がった。

「君もこっちに来たまえ」

ソファーの空いてる場所をポンポンと叩きながら、オレに隣に座れと促す。

「…はい」

仕方なくオレは隣に座った。

「亮輔くん、私はゲイだが、女も抱ける。バイセクシャルというヤツだ。女とのセックスもかなり良い。だが、それと同じ、いやそれ以上に男同士のセックスは全てを快感に変えてしまう程の気持ち良さだ。
私は君がゲイというの理解してから行為をしようと思う。
無理矢理行為に持ち込むなんて、ただのレイプだ」

物わかりが良いのかどうなのかはまだ解らない。が、この司会者はあくまでも紳士的な態度でオレに接している。

そのせいか、先程まで感じていた恐怖感は薄れていった。

「さぁ、話はそれまでにして、夕飯を食べようじゃないか?今ルームサービスでディナーを注文するから君はその間、シャワーでも浴びてなさい」

「あ、はい」

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