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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第94章 死んだ方がマシだ!
オフクロ、すまない!助けられなくてゴメン!

すると部屋にチャイムが響き渡った。

来たなっ!オレは窓を開け、飛び降りる体勢に入った。

「お邪魔しま~す」

ん?女の声だ。

「亮輔くん、窓なんか開けて一体どうするつもりなんだ?」

司会者は慌てて引き止めようとした。

「もうたくさんだ!オレは今から飛び降りる!ゲイに犯されるぐらいなら死んだ方がマシだ!」

「キャ~っ!」

女は悲鳴を上げた。

「亮輔くん、朝言った事を忘れたのか?私の目の前で女性とセックスしてくれという事を!」

…てことは、その為に女を連れてきてのか…

「亮輔くん、だから早まった真似は止めるんだ!さぁ、こっちに来なさい!」

オレは窓を開け、身を乗り出している体勢で、手を離せば真っ逆さまに落ちて、兄と同じように、肉片となり、地面に飛び散るだろう。

「ちょっと、君!私は女よ!これから貴方とセックスするために呼ばれたの!だからお願い、変な真似は止めて」

誰だこの女は?
スラッとしてショートカットに大きな瞳。輪郭はシュッとして、スレンダーな身体つき。
モデルか?

見たところ20代前半というところか。

「亮輔くん、君は女性なら抱けると言ったはずだ。だからこうして女性を連れてきてんだ。だからそこから離れるんだ」

目の前で女とセックス出来ると言ったが、今はとてもそんな気分じゃない。

するといつの間にか背後に回っていた女がオレの身体をガッチリホールドして部屋に引きずり込んだ。

【バシーン】

いきなり女はオレにビンタをかました。

「アンタね、ここから死ぬのはいいけど、この部屋にいるのは誰か知ってるの?アンタの自殺の為にこの人は下手したら番組を降板させられるのかも知れないのよ!」

そして女は立ち上がり、服を脱いで全裸になってオレの手を取り、ベッドに招いた。

「貴方も私も金で雇われた者同士、ならばキッチリと仕事をこなすのは当然でしょ?」

女はオレの服を脱がした。

そして互いに全裸になり、司会者の目の前でセックスをする事になった。

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