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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第96章 ドライオーガズム
ホテルのエントランスでは、瓜田が車で待機していた。
オレを迎えにきたのだ。

玄関まで司会者が見送ってくれた。

瓜田は運転席から降りて、後部座席のドアを開け、オレは車に乗り込んだ。

「亮輔くん、また会おう」

「はい、解りました」

オレは手を振ってホテルを後にした。

「お疲れ様です、亮輔さん。どうでしたか、初仕事は?」

運転席から瓜田が初仕事の感想を聞いてきた。

「何だか疲れがドッと出てきたような…でも、思ったより良かったです」

満足だった。
ゲイという世界は奥が深いんだなぁと、1つ勉強になった。
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