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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第97章 間違いない、オレは裏社会の人間だ
「亮輔くん、お疲れ様。どうだった、この1週間は?」

マンションに戻り、オーナーは開口一番オレに感想を聞いてきた。

「いや、まぁ、何て言うか。色々と勉強になりました…」

フフっと笑み浮かべ耳元でオレに囁いた。

「どう、バイセクシャルになった気分は?」

この女…見れば見るほど母親に似ている。

顔も勿論そうだが、仕草や態度、口調もソックリだ。

まさか母親と姉妹?いや、そんな事は無い。
母親に姉や妹はいないはずだ。

赤の他人なのかな。
まぁ、いい。オレはとにかく一仕事を終えた。

「亮輔くん、次の指名が来るまでゆっくり休んでなさい」

オーナーはオレの肩に手を置き、優しい口調で休暇を与えてくれた。

「あの、これ最後に貰ったんですけど」

オレは帰り際に司会者から100万円を渡されのをオーナーに見せた。

「あら、お小遣い貰ったの?初仕事でお小遣い貰うなんてスゴいじゃない。それは貴方の物よ。それと、これ貴方の取り分ね」

オーナーは封筒に入った現金をオレに渡した。
1週間レンタルだから、70万。そしてオレは6割を貰えるから42万円入っていた。

「さぁ、もう今日はゆっくりしてなさい」

「はい、ではお先に失礼します」

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