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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第102章 悪銭身に付かず
気がつけば、頭の先から爪先までブランド物でかため、高価なシルバーアクセサリーを身に付け、そこら辺のチャラいアンちゃんと何ら変わりの無い格好をするようになった。

とにかく金が余って余って仕方がない。

以前沢渡さんから譲り受けた1000万はもう使いきったが、この仕事のお陰で、元々物欲に執着心の無かったオレが今では全身ブランド物の服装を買い占めたりと、贅沢三昧の日々を送った。

仕事はバンバン入ってくる。
そして客は悦んでくれる。
その見返りとして高額の小遣いを渡してくれる。

休みの日に外を出ていると、額に汗を流して肉体労働している人を見てると、何もそんなに身体を酷使しないでもっと楽に稼げる仕事があるのに、なんて見下すかのように眺めてしまう。

もう、ああいう仕事には戻れないな。
そんな事を考えて、今日もまた、繁華街を彷徨き、気に入った物があれば、即買い占める。

いつの間にか、物欲にまみれた人間になっていた。


これじゃ、兄や鴨志田と同じじゃないか、そう思ったが、大金が転がり込むと、金の魔力には敵わない。

確かに働いて得た金だが、真っ当に働いた金ではない。

所詮は悪銭身に付かず。
次から次へと高価な物を買い漁り、部屋にはギッシリとブランド物で埋め尽くされていた。

「亮輔くん、買い物もいいけど、少しは蓄えておきなさい。もし、何があった時、お金が無いじゃ何も出来ないからね」

そうオーナーは言うが、オレが働いて得た金だ。
しかも指名はナンバーワン、稼ぎ頭のオレが何をしようと勝手じゃないか、と。

しかし、このオーナー、ホントに母親に似ている。
よく見れば若干顔のパーツが違うが、口調や仕草等、母親そっくりだ。

1度、オーナーに何故名前を名乗らないのか聞いたことがあるが、頑なに名を名乗らない。

「そんな事聞いて何になるの?私はオーナー、貴方はレンタル会員。それでいいじゃない」

名乗れない理由でもあるのか。

まぁいい、オレはこれからもセレブ相手に性の相手をして悦ばせ、大金を得るだけだ。

だが、こんな事も長くは続かなかった…
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