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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第103章 慢心
ゲイの相手や女装、様々な客のニーズに応じてオレはかなりの大金を得た。
指名もダントツで、かなり先までの予約でギッシリだ。

貰う額の分配は6:4で、オレが6割、オーナーが4割を取る。

だが、それだけではなく、必ず客から最低でも100万単位の金を小遣いとして渡してくれる。

この金で贅沢三昧し、次から次へと物欲が増し、気に入った物があれば片っ端から買い占めた。

欲に限りはない。
そしてオレは指名ナンバーワンという驕りからか、最初の頃のように、客に満足してもらえるのがこのレンタル会員の仕事という事を忘れ、ただ単に仕事をこなし、後は小遣いを貰うのを待っていた。

中には数十万という小遣いを貰ったが、オレは心の中で
(このケチが、オレは最低でも100万もの小遣いを貰ってるんだぞ、なんだこのしみったれた客は?こんなヤツ2度と相手にするものか!)

なんて事を考え、慢心していた。

黙っていても指名が入り、金がどんどんと懐に入り、オレは有頂天だった。

時には客の要求する事に
「オレそういうの無理なんすよね」
等と言って断る事も多々あった。

そんな事しなくても、次から次へと客はオレを求めてくる。
手抜きの仕事ばかりをするようになった。

すると、客からはクレームの連絡が入り、オーナーの耳にも入ってくる。
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