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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第131章 理性が抑えきれない

「オレ、ナツの連絡先教えてもらったんだ~、いいだろ?店が違うから付き合っても大丈夫だしな、うん」

能天気でいいな、コイツは。

「連絡先貰ったって事は店に来いって事じゃね?」

「いいよ~、いくらでも行ってやるよ」

「お前、あの女は貢がせるだけ貢がせて、いざとなったらポイっと捨てるタイプだって言ってたじゃねえか」

コイツは言うこととやる事が違いすぎる。

「ありゃオレの勘違いだ。多分オレに連絡先教えたって事は…だろ?やっぱ」

「んじゃお前、あの残りの豚と馬面はどうすんだよ?」

「あ?豚はブタ箱に馬面にはニンジン食わせておきゃいいんだよ、いや~しかしあの女の前じゃ、豚も馬面も単なる動物にしか見えないな、ギャハハハハ~」

よく言うよ、この前までオレがそう言ったら激怒してたクセに。

するとテーブルに置いてあったヤンキーのスマホから着信音がした。

「おい、電話鳴ってるぞ」

「誰だ、こんな時間に…あっナツからだ」

「何っ?」

「こりゃラブコールかな」

「…おい、オレはいないって言ってくれよ」

「はいはーい、もしもし。お疲れさん、今日は店じゃないの?…うん、うん。そうなんだ、オレも今日は休みでさ。
…えっ?古賀?…」

オレはいないというジェスチャーをした。

「…あぁ、どっか行ったんじゃないかな。…さぁ、どこに行ったんだか。アイツ童貞だからさ、家だとオレがいるからAV観れないで、ビデオボックスでも行ってオナニーしてんじゃないの、今頃、ウハハハハ」

このヤロー、居留守つかってるとはいえ、テキトーな事ばっか言いやがって…

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