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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第137章 僅か3日で
ナツとの同居生活は僅か3日で飽きてきた。

何もせずただ部屋にいるだけで苦痛に感じてきた。
オレは人と同じ屋根の下で暮らす事が出来ないみたいだ。

ナツはオレの事を好きだと言ったが、オレはナツに最初の頃のような、淡い思いすら薄れてきた。

元々恋愛をしない、人を信じないと決めていたので、恋人ではなく、ただの友人、もしくは知り合いという感覚でしかない。

ただ、会いたいという気持ちはあった。
もしかしたらそれが恋愛という感情なのか、今にして思えばそれはただ単に人と接したいだけだったのではないか。

会うのは構わない、しかし毎日顔を合わせて尚且つ生活をするとなると、話しは別だ。

オレとナツは同じ暗い過去を持った者同士、マイナスとマイナスを掛け合わせればプラスになるとナツは言ったが、人間はそんな簡単な生き物ではない。

何から何まで世話になりっぱなしでこんな事を言うのは失礼にあたるが、やっぱり1人で暮らす方がまだマシだった。

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