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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第138章 真実を語る時がきた
10代の頃は、母親の治療費やや、とにかく食っていく為に何でもやった。
ゲイの相手をしたり、女装して街中を歩いたりと、それもこれも高額な治療費と生活費の為にプライドもかなぐり捨て、とにかく1円でも多く稼ぐ事にあくせくしていた。

だが、成人になるかならないかぐらいの頃から、目標を失い、何度も転職しては3か月すらもたずに辞めてしまった。

そして今、ナツの部屋で何もせず、ただボケーっとして陽が暮れ、睡眠導入剤を飲んで寝る為、昼過ぎに起きる。
薬が強すぎるせいか、起きてもしばらく眠気が取れない。

倦怠感で何もしなくない、外にも出たくない…

23にもなってオレは一体何をしているんだろうか?
人生という道があるならば、オレはただひたすら歩いて、目的地にたどり着く前に野垂れ死になるだろう。

そういえば、高校だけはちゃんと卒業してくれって約束はまだ果たせてない。

沢渡さんから受け取った金で高校に通うか。
通信制か定時制か。
今から入学して、卒業する頃には26,7になってる計算だ。

そこからもし、大学に入りたいと思い、現役合格して卒業すら頃には30を越えている。

10代はとにかくワケが解らず大人達のオモチャのように扱われながらも金を得た。
ならば20代は勉強に費やす時間を増やしてみようか。

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