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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第138章 真実を語る時がきた
…だが、頭では解っていても、動く事すら億劫になっていた。
いや、身体中が常にダルく、薬の影響からか、ボンヤリとしている。

ナツは昼間寝ている事が多いが、モデルの仕事も掛け持ちでやっている。
モデルといっても、新聞のチラシにあるバーゲン品を着ているモデルだ。

本業はどっちなのか聞いたことがないが、モデルの方に興味がありそうな事を言っていた気がする。

確かにスラッとしてスタイルがよく、おまけに美形だ。
姉の鴨志田もどちらかと言えば悪くは無かったが、胸だけが目立ち、地味な顔立ちだった。

で、その事をいつ言おうかどうか、まだ悩んでいる。
もうここへ来て1週間が経つが、ナツには指一本触れていない。
寝るときはダブルサイズのベッドで一緒に寝るが、オレはなるべく端の方に身体を移し、ナツに背を向けて寝ている。

とにかく話すことが何もないのだ。
テレビも無く、いつもシーンとした部屋でナツはパソコンで動画を観るぐらいで、後はベッドで横になってるか、本を読んでるか、寝ているか。
オレは何もやることが無く、ナツが休みの日は一日中一緒にいるのが苦痛で耐えられなかった。

月に2,3回心療内科に通院する時だけ、外に出て、後は部屋でただジッとしている。

ナツが仕事に出掛けて1人でいるうちは、このシーンとした部屋が心地よいが、ナツが帰って来た途端、このシーンとした部屋の空気が変わり、たまに息苦しくなる。

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