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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第146章 コイツかなりヤベーぞ!
ヤンキーもさすがにナツの異常さに気づいたみたいだ。

「何だよこれ?こんなの毎日やってんのか?」

「毎日どころか、一時間に何回もかけてくるんだぞ、精神的に参るよ」

こんな事されりゃ、誰だって精神的に参ってしまう。

「見て解る通り、テレビも無いし、パソコンはあるけど1度も開いた事はない、おまけに部屋でスマホを弄ることすら無いんだぞ、どう思う?」

「お前、今からバックレた方がいいかも…アイツかなりヤベーぞ!」

出来る事ならそうしたい。
だが、何かそれが出来ない気がしてならない。

もしかして、何か仕掛けてきそうな嫌な胸騒ぎがする。

「で、あの殺された女なんだけど、28才とか言ってたよな?」

「ニュースだと行方が解らなくなって、かなり離れた田舎の山の中で手足切断されて殺されたとか言ってたぞ」

「手足切断?惨い殺し方するな…」

「もしかして、犯人ナツじゃねえか?」

実はオレもそう思った。だが、ナツは仕事以外は四六時中オレと一緒だからその線は薄いだろう。
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