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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第158章 新たな顔
手術が終わり、顔中に包帯が巻かれて、しばらくはその状態で過ごさなければならない。

達也と小島はお互いに顔をすり替えるように整形手術をした。

今は手術を終えたばかりなので、顔を確認することは出来ない。

だが、手術は成功したみたいだ。

後は包帯が取れるまでの期間はじっとしているしかない。



それから1ヶ月近く経過した。

医師によって包帯を外された。

二人とも鏡で顔を確認した。

「スゲー、オレ小島になってるよ」

手術の影響からか、上手く滑舌が良くないが、自然と戻るらしい。

「これがオレ?」

小島は達也の顔になり、あまりのそっくりさにビックリしていた。

達也は身長182センチ、体重70キロ。
小島は身長180センチ、体重は68キロ。

体格もさほど変わらない。

だからこそ、達也は小島を選んだ。

「よし、これで完璧だ!小島、オレたちは再スタートだ」

「あぁ…だがまだ信じられないな…オレがお前になるなんて」
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