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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第159章 身代わりの哀れな最期
弁護士も沢渡と同じく達也を見て違和感を感じた。
何か違う。
気のせいか…

「へっ、せいぜい意気がってろ、お山の大将が。テメーの足元よーく見てから物言うんだな、これからは」

意味深な言葉を残し、弁護士は去っていった。

そして小島に扮した達也は一足先に最寄りの駅前に着いた。

「ここで電車に轢かれて死ぬ。そう言ったんだな?」

達也はスパイと共に駅前に車を停め、小島が駅に来るのを待った。
その駅の反対側のロータリーでは、沢渡が達也と同じく車を停め、後は弁護士が手配した裏の世界の人間達がラッシュアワーでごった返しているホームに紛れていた。
スーツを着て、メガネをかけ、サラリーマンの格好をして小島が駅に来るのを待ち構えていた。

小島は既に達也になりきり、会社に着いたらありとあらゆる金をマネーロンダリングのように自分の口座に振り込み、その金でパーっとギャンブルでもやろう、そんな事を考えながら迎えが来る車を待っていた。

だが、いつまで経っても車が迎えに来る様子はない。

小島は社に連絡した。

「おい、いつになったら迎えに来るんだ?さっきから待ってるのに一向に来やしねえじゃねえか!…あ?誰もいない?ふざけんなバカヤローっ!迎えに来るのが筋ってもんだろ!もういい、タクシーでも電車でもいいからそっちに向かう!いいか、あのバカどもに伝えとけ!
このオレを迎えに来ねえとはどうなってるか解ってんだろうな?って!」

苛立ちながら電話を切った。
というのも、達也は機内で着陸前に小島にある事を伝えた。

「いいか、まず会社に着いたら社長室に行け。で、パソコンを開いて経理に関するファイルがあるからそこをクリックしろ。
そこには会社の金の事が全て記録されてる。まぁ、財布代わりみたいなもんだよ。これ渡しておくな、パスワードだから絶対に無くすなよ」

達也は小島にパスワードの書いたメモを渡した。
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