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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第165章 スパイになってくれ
東南アジアへ旅立つ前夜も達也はレイを指名した。

部屋に入るなり、レイは昨晩の快感が忘れられずにいて、既に濡れていた。

「その前に頼みがあるんだ」

達也は興奮しているレイを制し、ある事を頼んだ。

「え~、終ってからでいいじゃん!それより早くしよっ」

「いや、その前に頼みたい事があるんだよ。それが無理なら今日は帰ってくれ」

達也はローションに媚薬を混ぜ、今まで以上の快感を覚えたレイを調教するつもりだ。

「…わかったわ、何でも聞くから早くお願い…」

レイは今すぐにでも達也と交わり、昨晩のような突き抜ける程のエクスタシーの味を覚えてしまい、達也じゃなきゃダメな身体になってしまった。

「明日オレは東南アジアに発つ。そこでなんだが、しばらくの間、オレの会社で働いてくれないか?」

「働く…?だって私、未経験だし、仕事だなんて無理よ」

レイは今までコンビニのバイトやデリヘル嬢として生計を立てていたが、傷害事件を起こした事に加え、在日という事もあってか、まともな職に就いた事はない。

「働くと言っても清掃業者になりすましてオレに報告して欲しい。
で、徹底的にマークして欲しいのはコイツだ」

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