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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第34章 友人が欲しい…
もし仮に母親に新しい恋人が出来たら、オレは嫉妬するだろう。
そして別れろと母親に言うであろう。

それまでは母親の性欲処理の道具みたいな感じに思っていたのだが、今では母親以外と身体を交わるなんて事は出来ない。

オレは母親が大好きだ。
あの母性溢れる癒しの笑みと、魔性のような妖しい笑みを両方兼ね備えた母親の虜になってしまい、今では母親無しの生活なんてあり得ない程、狂おしく愛していた。

だが、その一方で、オレは退屈をもて余していた。
だからオレは友達が欲しかった。

学校を辞め、ニートになったオレに友達など作れるはずがない。

このジレンマに悩まされ、夜になると母親にこの葛藤をぶつけるかのような激しいセックスマシーンと化した。

知らず知らずにオレは母親に調教されていたのだ。

でもそれはあくまでも夜の出来事で、昼間のオレは1人で退屈する毎日を過ごしている。

誰でもいい、どんなヤツでもいい、年齢も問わない、何でも話が出来る友人が欲しい。
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