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カウントダウン・バレンタイン
第1章 キスして
「最初はそうだったかもしれないけど。でもすぐに、華夜も喜んでたじゃん?」
揶揄するように言われ、華夜子の顔は熟す。
「もー、うるさいっ。二度としないんだからね、キスなんて…!」
「華夜の声でけーから、またみんなに筒抜だけど」
-ほら。
陸に促され、廊下を行き交う学生達を見てみれば-再び注目を浴びつつある。
羞恥が何倍にもなって、華夜子を襲う。
自然、廊下を突き進む速度が速まる。
「華夜。どこに行こうとしてるの?」
華夜子の歩くスピードに合わせながら、陸は訊く。
「どこって、お昼食べるに決まってるでしょ。午後の講義が始まっちゃうからっ」
「どこで?教室?」
「どこって、それは-」
怒りに任せてひたすら歩いて来ただけで、実は具体的に決めてはいなかった。
華夜子が言葉に詰まり、歩みを鈍くすれば、不意に彼女の左手を陸が握り締めてきた。
揶揄するように言われ、華夜子の顔は熟す。
「もー、うるさいっ。二度としないんだからね、キスなんて…!」
「華夜の声でけーから、またみんなに筒抜だけど」
-ほら。
陸に促され、廊下を行き交う学生達を見てみれば-再び注目を浴びつつある。
羞恥が何倍にもなって、華夜子を襲う。
自然、廊下を突き進む速度が速まる。
「華夜。どこに行こうとしてるの?」
華夜子の歩くスピードに合わせながら、陸は訊く。
「どこって、お昼食べるに決まってるでしょ。午後の講義が始まっちゃうからっ」
「どこで?教室?」
「どこって、それは-」
怒りに任せてひたすら歩いて来ただけで、実は具体的に決めてはいなかった。
華夜子が言葉に詰まり、歩みを鈍くすれば、不意に彼女の左手を陸が握り締めてきた。

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