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カウントダウン・バレンタイン
第1章 キスして
「教室の外まで筒抜けだろ」
-誰か入って来たら、どーすんだよ。
自分を抱く彼の肩が、小刻みに揺れる。
完璧、遊ばれてる。
愉快な物言いが、最高に悔しい。
どうにかして一矢報いてやりたい-考えを巡らせている華夜子に、陸は更なる戯れを施す。
耳から首筋に伝う唇に、華夜子の身体全体が大袈裟なくらい跳ね上がる。
「ちょ、や…!」
背後に仰け反るくらいの反応を見せた華夜子を、陸は支えながら後ろに数歩下がらせた。
程なく、彼女の背は窓際の壁につく。
これで逃げ場は完全になくなった。
華夜子は息を潜め、恐々陸を見詰める。
「…冗談でしょ?」
極力刺激しないように上目使いで問えば、綺麗な顔をぎりぎりまで近付けられた。
内心はどきどきしつつも冷静を装っていれば、やがて陸の口角が微かに上がった。
-誰か入って来たら、どーすんだよ。
自分を抱く彼の肩が、小刻みに揺れる。
完璧、遊ばれてる。
愉快な物言いが、最高に悔しい。
どうにかして一矢報いてやりたい-考えを巡らせている華夜子に、陸は更なる戯れを施す。
耳から首筋に伝う唇に、華夜子の身体全体が大袈裟なくらい跳ね上がる。
「ちょ、や…!」
背後に仰け反るくらいの反応を見せた華夜子を、陸は支えながら後ろに数歩下がらせた。
程なく、彼女の背は窓際の壁につく。
これで逃げ場は完全になくなった。
華夜子は息を潜め、恐々陸を見詰める。
「…冗談でしょ?」
極力刺激しないように上目使いで問えば、綺麗な顔をぎりぎりまで近付けられた。
内心はどきどきしつつも冷静を装っていれば、やがて陸の口角が微かに上がった。

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