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カウントダウン・バレンタイン
第1章 キスして
息を呑む華夜子の気配に、陸の口角が微かに上がった。
離れる直前。
彼女を煽るように、そこを舌先で軽く舐めてゆくのも決して忘れない。
「ちょ…!何すんのよっ」
こんな場所で-思うけど、身体は非常に正直だった。
昂った全身は今しもどうかなってしまいそうで、必死に強がるしかない。
隣のテーブルにも、前の席にだって、お昼を食べてる学生達がいる。
こんな公衆の面前でやめて-華夜子は無意識のうちに、箸を振りかざしていた。
「ちょ…!あぶねーなあ!」
陸はぎりぎりのところで、その攻撃をかわす。
「何するって、それはこっちの台詞だよ。怪我するだろーが」
-華夜はすぐに暴力振ってくるから、一秒たりとも気が抜けないんだよなあ。
白々しく独り言のように呟かれ、華夜子の怒りは爆発する。
「なっ!?暴力ってね…誰がいつもそう仕向けてると思って…!」
テーブルの上に箸を置き、華夜子は身体毎陸に向き合う。
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