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ファニーキンキー
第2章 それは的中


エロいよなぁ……


こんな色気のある声を聞かされたら、女の人はきっとゾクッとするんだろうな…
翔太郎の声に身体を震わせてみたい…頭ではなんとなく理解してるけど、あたしの身体が感じてくれない。


ムカつく…自分にムカつく。                    

「もう、おなかいっぱい」

イライラし始めたあたしは口を離し、動きを止めてニッコリ笑ってみせる。
ニッコリじゃなくてニヤりにしか見えてないだろうけど…

動きを止められた翔太郎には、ニヤり顔なんて効かなくて、
“ここでやめる気か?!”
そう顔に出てました。もろに、はっきりと。前髪の奥に見え隠れする目が怖い。


もうちょっと懇願するような表情して欲しいなぁ…

少しがっかりしながらも、あたしの欲望を突きつけた。

「……咥えるからさ。翔太郎もその焼きそばパン、一瞬でいいから咥えて見せて?」

ふと、頭をよぎっちゃったんだ…ふたりして咥えた姿って笑えるなって。
翔太郎が咥えられながら、咥える…しかも、焼きそばパン!!



あたしと翔太郎と焼きそばパンの3P!



そんなおバカな姿に欲情しちゃうんだよね…妄想するから見せてよ。

不思議そうな顔で言われるがままに焼きそばパンを咥えた翔太郎を脳裏に焼き付けゆっくりと口の中に収めた。

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