この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ファニーキンキー
第12章 それは野外


ニヤリとしながら、ふくれっ面の翔太郎に顔を寄せる…

あたしが口先から葡萄を覗かせると、尖らせたままの唇でちゅるっと吸い取った。

「ほんとに…甘いな」

唇を舌でペロッと舐めて、また口を開ける。

「もっと…」

2個目の葡萄を口に含んだ時、人影が視界に入った。園内を歩く他のお客さんだ。

人の気配は少ない場所だが、通りを歩く人が居てもおかしくない。

口に含んだ葡萄をそのまま噛み砕く。

「クスっ。残念、人が来た」

祥太郎は、本当に残念そうな表情でサンドイッチに手を伸ばす。

「後で伊井と乗って来たら?乗りたかったんでしょ?」

絶叫系コースターの話だ。

「そうだな。折角、遊園地に来たんだし…伊井を誘ってみるよ」

「うんうん」

あたしのせいで、やりたい事を制限させるのは気が咎める、何でも自由にやってもらいたかった。

放任主義ってわけじゃないけど、あたしが束縛されたくないから相手のことも束縛しない…ただ、それだけ。

/184ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ