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ファニーキンキー
第12章 それは野外
「伊井が呼んでる…メール来た」
いつの間にか携帯を握る翔太郎の、その声に我に返る。あたしの携帯にもメールの着信が知らされた。
「い、行かなくちゃ…ぁふっ」
言葉ではそう言うものの、欲情しきった身体は止められない。首筋に舌を這わせ、下半身を押し付ける。
焚き付けるように翔太郎の指が、溢れ出る蜜で湿り気をおびた下着の上から、秘部を撫で上げた。
「ふっ……ぁ……んぁ」
強い快感からくる震えに襲われ、ガクガクと翔太郎にしがみついた。
「俺、もう挿れたいよ…はぁ…なんでスイッチ入ったのがこんな場所なの…」
ブツブツ文句を言っているけど、翔太郎が欲しいのはあたしも同じ…
自分ではもう止めることは出来ない…
理性0本能100のあたしはベルトに手をかけた。と同時にぎゅうっと抱きしめられ手の動きを封じられる。
「知ってる?寧奈が感じてる時って、ここ…いい匂いがするんだよ?」
首元に鼻をこすりつけスンスンと匂いを嗅ぐ。言葉と共に吐き出される息と、柔らかな髪に肌をくすぐられ身体が火照り出す。
お願い。このままここで…
あたしは翔太郎の上唇の裏を求めた。