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ファニーキンキー
第13章 それは結実


「おら、好きなもん食っていいぞ」

コンビニの袋からサンドイッチやお握り、手巻き寿司がぶちまけられた。ヤンキー先輩が用意してくれたらしい。

「わぁ、美味しそう~。どれでもいいの?」

目をキラキラと輝かせ喜びを可愛く表現する。さっそく女の部分を見せつける。

それと同時に、先輩の背後であたしは先輩が持参したお弁当を押し付けられていた。

ちょっとムカついたから、先輩と同じ様に、

「ほんとだぁ~美味しそう~」

と覗き込んだら、肘でグリグリとやられた。ケチばばぁ!

「サンドイッチもらうね~。寧奈ちゃんは持ってきたんだよね~」

「はい」

購買で買ったパンとたった今手に入ったお弁当があります。

「隣来いよ」

そう言われたのはもちろん先輩。慣れた振る舞いで体の大きなヤンキー先輩の隣に座った。パンツ見えてますよ!

キャッキャ言いながら肩を抱かれ、もう付き合ってるんじゃないのってくらいの親密さ。

「なぁ、俺と付き合えよ」

ロングストレートの手入れの行き届いた綺麗な髪を撫で、キスしちゃってんじゃないの?!ってくらい顔を寄せている。

「んー、まだ考え中」

すごいよ先輩!おっかないヤンキー先輩をあしらってる。

なんてことはない、後輩から見たらおっかないけど、先輩たちは同級生か…

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