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ファニーキンキー
第5章 それは結局
平屋建てのスーパーは食品から日用雑貨、カジュアルな衣類も取り揃え、小スペースの薬局とクリーニング店が併設されたチェーンストア。
かごの中にお水とお茶とお菓子を適当に放り込み、今日の必須アイテム“白いブリーフ”を求めに走る。
うむ…商品の前で考え込む。
S?M?L?どれにする?翔太郎のおしりは普通より小さめかな?だったらMで大丈夫かな?
ジャストフィットでもダメだし、大きすぎてもダメ。
適度なゆとりじゃないと理想のだるだる感がっ!
翔太郎の部屋に入ると、まちまちな形の黒い大きなバッグがいくつも目につく。
「あ、ウィンタースポーツするんだ?」
「うん。スキーは昔ね、今はボード。」
「へぇ、スノーボードかぁ、やったことないなぁ」
フローリングの床に座って買ってきた飲み物とお菓子を広げる。
「好きなのどうぞ」
「さんきゅ。冬休みはスキー場で住み込みのバイトしながら滑るんだよ」
「いいねー。ここからじゃ、そう通えないもんね」