この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ファニーキンキー
第7章 それは純白
「翔太郎くんと寧奈、何かあったのかなって?余計なこと聞くつもりはないけど、寧奈が心配で…友達だから…」
ブリーフ断られたの。あたしのヘンタイ性癖が受け入れてもらえなかったの。けど、急に先輩という存在が絡んできた騒動は、訳わからない。
椎ちゃんは友達だけれど、あたしのヘンタイ性癖は隠したいところ…
「あたしもよくわかんない…」
「え?」
「翔太郎と先輩、付き合ってるみたいだし…」
「え、え、え?!だって…寧奈は?!」
「アハハ…フラれたんじゃないかな?」
たぶん今日の放課後ね……
「うそ…うそ…寧奈ぁ…うぅっ、うわーん」
自分の事じゃないのに椎ちゃんが盛大に泣きだしてしまった。
「椎ちゃんっ!泣かないで…。やだ…あたしも泣いちゃうじゃん」
泣くつもりなんか無かったのに、あたしのことで泣いてくれる椎ちゃんの肩におでこを付けて、一緒に泣いた。
もう、こんなヘンタイな体なんて嫌だよぉ…
普通に感じることの出来る体がいい。普通の子たちみたいに普通の恋愛がしたい。