パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 それは赤面

顔を曇らせる翔太郎と真逆に、あたしは新たなるＳ心の開拓へ、期待に胸を膨らませ目を輝かせていた…

不意に、翔太郎が歩みを止めた。

「今、寧奈の理想通りに髪を切ったばっかなのに…」

「うん。すごく似合ってるよ」

見上げて微笑む。

「俺に惚れたって言ったのに…ディーンさんの方がいいの？」

あれ？何言っちゃってんの？…話がおかしな方向になってる？


『ディーンさん、（容姿が）かっこ良いだろ？』

『うんうん、（Ｓっぷりが）ちょーかっこ良かった！（Ｓっぷりに）憧れるっ！フフっ』

『え？寧奈は、あーいう（容姿の）人がタイプ？』

『うんっ！（Ｓっぷりが）あたしの理想。いひひー』


しまった…浮かれててＳ癖のこと考えてた。仕方ないフォローしとくか…

「それって、妬いてるの？」

「…ぅ……」

顔を赤らめてあたしと反対の方向を向いてしまった。