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共鳴する絃
第2章 エチュード

実際には打たれていない。
タカシの顔も見えないし声も聞こえない。
PCの文字だけなのに実際にお尻を打たれているよう。。。

『涙が出てきた。。。』
『やめて欲しいか?やめるか?』

『やめないで!!』

『そうか。被虐的状況が好きなんだな。』
『分からないです。体の震えが止まりません。』

『まだお尻を打つよ。』
『はい』


『よし。四つん這いになりなさい。』

『はい』
『そして四つん這いでコーヒーテーブルの周りを歩くんだ』

『はい』

茜は四つん這いでコーヒーテーブルの周りを歩く。
二人の茜がいるようた。恥ずかしくてたまらない茜。そんな茜を冷静に監察する茜。

(私、こんな格好で何しているんだろう。)
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