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共鳴する絃
第2章 エチュード
バイオリンを弾いていると体の奥がギューッと熱くなった。
太腿を擦り付けるように合わせてしまう。

体が震える。

(こんな感覚は初めて、、私の体どうなっているの?)


忘れた頃にこの感覚が甦ってくる。
地震の余震の様に体を襲う。


これが体の疼きというものだとは分からず茜はその押し寄せる波に漂っていた。
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