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片桐家の女たち
第1章 お父様との秘め事に淫らに濡れて(彩夏の場合)
 余裕を取り戻したお父様は、魅入られたような、私の視線に気づいていたと思います。
 そうなると、男性の本能なのでしょう。自慢するかのように、それを扱いて見せるんです。
 私は目をそらすこともできず、ただ、じっと、その様子を見つめていました。きっと、自信に裏打ちされた男性は強く、その男に魅入られた女は弱く、抗えないものなのです。
 お父様は、私の腰の辺りにしゃがんで、両膝をつかむと、足を折り曲げながら、大きく左右に開きました。そして、私の体を滑らせるように、ご自分の正面に向かせると、押し広げられて、露になった恥ずかしい部分をじっと見つめました。
 もちろん抵抗しました。脚を閉じようとしました。でも、それは、逃げるためではなく、恥ずかしさからです。
 私のささやかな抵抗は、お父様の力で、すぐに捻じ伏せられます。ねじ伏せられるたびに、期待が、頭をもたげます。
 隆司さんとの行為で知ったセックスの歓び。それが、いま、まるで違うものによって、未知の領域へと導かれようとしているのです。
 「彩夏さん。からだは乾いてきたのに、ここは、まだ、ぐっしょり濡れているね。きっと、乳首が敏感すぎるんだろうね。」、お父様が、囁くように話す言葉が、私のからだに絡み付き、彼との行為の記憶を、疼きを忘れさせ、同時に、お父様のものへの疼きを満ち潮のように高めていくんです。
 いつの間にか、そのときのことを考えていました。駄目、こんなこと、許されるはずがない、そんな自問をしても、からだの奥から湧き上がるような、その瞬間のイメージに、胸の鼓動は高まり、肌は、また、じっとりと汗ばんできます。

 私は、そのどうしようもない欲望を悟られないよう、両手で顔を抑えて、イヤイヤをしました。「もう、やめてください。お父様。こんなこと、こんなこと、許されるはずありません。」
 「わかっているよ、彩夏さん。でも、欲しいものは欲しい。彩夏さんだって、そうだろう。」
 イヤイヤをする私は、でも、心の中で「そうです、お父様。早く、早くください。」、そう叫んでいたんです。
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