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片桐家の女たち
第2章 義兄を奪う妹の青い性

隆一さんは、茜ちゃんの傍らの腰かけ、その背中を抱きました。「朱音、ごめん。でも、朱音が気を失ってから、ずっと、見守っているうちに、自分の気持ちをごまかしていたことに気がついたんだよ。本当は、朱音のことが好きだったんだ。たぶん、茜が生まれた時から、ずっと・・・。」
そう言って、隆一さんは背中をなでました。朱音ちゃんは、うつ伏せのままですが、泣きじゃくっていたのが収まり、鼻をすする音も落ち着いてきました。10分ほどたった頃、うつ伏せたまま、朱音ちゃんが言いました。
「さっきのこと、ほんと。嘘じゃない。」、その声は少し怒っていました。
隆一さんが「嘘じゃないって。」と聞き返すと、「朱音のことが好きってこと。」、それだけ、茜ちゃんは答えました。
「嘘じゃないよ、朱音。本当だ。たぶん加奈子よりも、朱音、お前にほうが大切なんだ。」、「もちろん結婚しているから、好きだけで解決できる単純な問題じゃない。でも、お前を一番好きだってことは、本当だ。それは、お前も、解っているだろう。」、隆一さんは、覆いかぶさるようにして抱きしめながら、そう言いました。
朱音ちゃんはうつ伏せたまま動きません。そして、また、肩が震えて、嗚咽が漏れだしました。
「ごめん、朱音。そう言いながら、今日は、朱音を傷つけちゃったよね。」、そう言った隆一さんに、身を翻えした勢いそのままに、「違う。そんなんじゃない。じゃあ、なぜ、加奈子さんと結婚したの。朱音を、朱音を一人ぼっちにして・・・。」、そう言って、胸にすがりついて、また、泣き始めました。
隆一さんは、そんな朱音ちゃんを、しばらくの間、じっと抱き締めました。そして髪の毛を撫でてやりながら、じっと待ちました。やがて静かになったのを確認して、指を下顎に当てて、胸にうずめたままの朱音ちゃんの顔を上げさせて、その唇に唇を重ねながら言いました。
「朱音が欲しいんだ。いま、すぐにでも。いいかな。」、そう尋ねられた、朱音ちゃんは、小さく頷いて、「朱音も、お兄ちゃんが欲しい。」、それだけを言いました。
隆一さんは、もう一度、朱音ちゃんにキスをしてから、そっと抱き上げました。そして、寝室の扉を開いたんです。
朱音ちゃんは、嬉しかったけれど、やはり、不安だったそうです。その不安を拭い去るように、隆一さんの首にしがみついて、目を閉じていました。
そう言って、隆一さんは背中をなでました。朱音ちゃんは、うつ伏せのままですが、泣きじゃくっていたのが収まり、鼻をすする音も落ち着いてきました。10分ほどたった頃、うつ伏せたまま、朱音ちゃんが言いました。
「さっきのこと、ほんと。嘘じゃない。」、その声は少し怒っていました。
隆一さんが「嘘じゃないって。」と聞き返すと、「朱音のことが好きってこと。」、それだけ、茜ちゃんは答えました。
「嘘じゃないよ、朱音。本当だ。たぶん加奈子よりも、朱音、お前にほうが大切なんだ。」、「もちろん結婚しているから、好きだけで解決できる単純な問題じゃない。でも、お前を一番好きだってことは、本当だ。それは、お前も、解っているだろう。」、隆一さんは、覆いかぶさるようにして抱きしめながら、そう言いました。
朱音ちゃんはうつ伏せたまま動きません。そして、また、肩が震えて、嗚咽が漏れだしました。
「ごめん、朱音。そう言いながら、今日は、朱音を傷つけちゃったよね。」、そう言った隆一さんに、身を翻えした勢いそのままに、「違う。そんなんじゃない。じゃあ、なぜ、加奈子さんと結婚したの。朱音を、朱音を一人ぼっちにして・・・。」、そう言って、胸にすがりついて、また、泣き始めました。
隆一さんは、そんな朱音ちゃんを、しばらくの間、じっと抱き締めました。そして髪の毛を撫でてやりながら、じっと待ちました。やがて静かになったのを確認して、指を下顎に当てて、胸にうずめたままの朱音ちゃんの顔を上げさせて、その唇に唇を重ねながら言いました。
「朱音が欲しいんだ。いま、すぐにでも。いいかな。」、そう尋ねられた、朱音ちゃんは、小さく頷いて、「朱音も、お兄ちゃんが欲しい。」、それだけを言いました。
隆一さんは、もう一度、朱音ちゃんにキスをしてから、そっと抱き上げました。そして、寝室の扉を開いたんです。
朱音ちゃんは、嬉しかったけれど、やはり、不安だったそうです。その不安を拭い去るように、隆一さんの首にしがみついて、目を閉じていました。

