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片桐家の女たち
第2章 義兄を奪う妹の青い性

朱音ちゃんは、この歓びを確かなものにしたいと思いました。もちろん、そのためには、隆一さんとひとつになることが必要でした。
朱音ちゃん自身に迷いはありませんでした。ただ、隆一さんに加奈子さんを裏切らせる、そのことにだけは胸の痛みを感じました。でも、裏切ることでしか得られないものがあるんです。彩夏姉さんだってそうだった。お母様だって。
誰に聞いたわけでもありませんが、朱音ちゃんには解っていました。隆一さん達のお母様が亡くなる前から、お父様とお母様が関係を持っていたことを。そうでなければ、自分の年齢と合わないということを知っていたのです。
思えば不思議です。片桐の家の女たちは、みな、誰かを裏切ることで悦びを手に入れるのです。そして、茜ちゃんも、また、片桐の女でした。
朱音ちゃんは、胸元から顔を上げた隆一さんにしがみついて、キスをしながら、そのことをねだりました。
「お兄ちゃん、朱音を、お兄ちゃんにものにして。誰にも秘密にするから。加奈子さんにも言わないし、パパやママにも黙ってるから。お願い、痛くても構わないから。お兄ちゃんなら、我慢するから。怖くないから。」、そう言われて、隆一さんの覚悟も決まりました。
「ここで朱音を奪わなければ、一生後悔するだろう」と、そう思いました。今日の朱音ちゃんは、普段とは比べものにならないほど大胆です。勝気なようでいて、ひといちばい周囲に気を使う朱音ちゃんが、こうまで大胆になるということは、相応の決心のはずです。
理由はどうあれ、結果として踏みとどまってしまえば、どれほど、彼女の心を傷つけることになるか、隆一さんは解っていました。
それよりなにより、朱音ちゃんが欲しくてたまりませんでした。誰よりも、自分が、茜ちゃんの初めての男になりたいと、そう思ったんです。
もちろん、加奈子さんを傷つけることにも気がついていました。でも欲望は純粋で残酷です。もはや、隆一さん自身にも止めることはできません。
隆一さんは、ベルトを緩めズボンを脱ぎ去りました。すでに、隆一さんのものは、極限に達していました。でも、隆一さんは、急ぎませんでした。
朱音ちゃん自身に迷いはありませんでした。ただ、隆一さんに加奈子さんを裏切らせる、そのことにだけは胸の痛みを感じました。でも、裏切ることでしか得られないものがあるんです。彩夏姉さんだってそうだった。お母様だって。
誰に聞いたわけでもありませんが、朱音ちゃんには解っていました。隆一さん達のお母様が亡くなる前から、お父様とお母様が関係を持っていたことを。そうでなければ、自分の年齢と合わないということを知っていたのです。
思えば不思議です。片桐の家の女たちは、みな、誰かを裏切ることで悦びを手に入れるのです。そして、茜ちゃんも、また、片桐の女でした。
朱音ちゃんは、胸元から顔を上げた隆一さんにしがみついて、キスをしながら、そのことをねだりました。
「お兄ちゃん、朱音を、お兄ちゃんにものにして。誰にも秘密にするから。加奈子さんにも言わないし、パパやママにも黙ってるから。お願い、痛くても構わないから。お兄ちゃんなら、我慢するから。怖くないから。」、そう言われて、隆一さんの覚悟も決まりました。
「ここで朱音を奪わなければ、一生後悔するだろう」と、そう思いました。今日の朱音ちゃんは、普段とは比べものにならないほど大胆です。勝気なようでいて、ひといちばい周囲に気を使う朱音ちゃんが、こうまで大胆になるということは、相応の決心のはずです。
理由はどうあれ、結果として踏みとどまってしまえば、どれほど、彼女の心を傷つけることになるか、隆一さんは解っていました。
それよりなにより、朱音ちゃんが欲しくてたまりませんでした。誰よりも、自分が、茜ちゃんの初めての男になりたいと、そう思ったんです。
もちろん、加奈子さんを傷つけることにも気がついていました。でも欲望は純粋で残酷です。もはや、隆一さん自身にも止めることはできません。
隆一さんは、ベルトを緩めズボンを脱ぎ去りました。すでに、隆一さんのものは、極限に達していました。でも、隆一さんは、急ぎませんでした。

