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片桐家の女たち
第2章 義兄を奪う妹の青い性
 朱音ちゃんを抱き締め唇を重ねたあと、その唇は、くびすじを、乳房を這いまわりました。それが次第に、わき腹の辺りに降りてきて、腰のくびれやお腹の辺りを舐め回すと、そのまま、下腹部へと降りていきました。
 そして、淡い陰毛の陰りを頬に感じながら、少しずつ開いていく内腿を愛撫しました。
 意外なことに、朱音ちゃんは、すでに内腿の辺りまでぐっしょりと濡れていて、あの蠱惑的な匂いが満ちていました。本当に俺を欲しがっているんだ、隆一さんはそう思いました。
いまの二人にとって、もどかしいだけの愛撫で、悪戯にそのときを長引かせることは無用でした。それほど、二人は互いを欲していました。
 隆一さんは、惜しげもなく開いた朱音ちゃんの両脚の間に腰を滑り込ませました。そして、肉茎を掴んで、朱音ちゃんのその部分にあてがいました。濡れ具合を確認するように膣の周辺を亀頭でなぞりました。すでに、十分以上の準備ができています。
 朱音ちゃんは、もうすぐお兄ちゃんとひとつになる、その興奮で胸の鼓動が聞こえそうなくらい高まっていました。ぼうっと全身が熱をもったように熱くて、からだに触れられるだけで声が出てしまいそうなくらい敏感になっていました。
 隆一さんは、顔を上げて朱音ちゃんをみました。上気した朱音ちゃんは、無言のまま潤んだ目で隆一さんをみて、緊張を隠すように笑顔をつくってなずきました。
 隆一さんは腰を進めました。ペニスの先端がぐぐっと、半ば滑るように朱音ちゃんの中に入っていきました。狭い。まず、そう思いました。このまま、さらに挿入すると、避けてしまうんじゃ、そんな思いが隆一さんを慎重にさせました。
 時間をかけ、すっかり先端が入ってしまったところで、朱音ちゃんの口から「ぅうっ・・・あっ」という声が漏れました。
 想像以上の痛みだったのでしょう、我慢できずに、思わず両脚を閉じようとしました。
 隆一さんは、そんな朱音ちゃんの反応に、それ以上の挿入をためらい、動きを止めてしまいました。
 でも、今度は朱音ちゃんのほうが隆一さんの首を抱きしめて「お・・お兄ちゃん、止めないで・・」ってそう言ったんです。
 隆一さんも、茜ちゃんの背中に手をまわして抱き締めました。そして、ゆっくりと、でも力強く挿入していきました。
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