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片桐家の女たち
第1章 お父様との秘め事に淫らに濡れて(彩夏の場合)
そのあとは、きまって脚が痙攣して、痙攣する度、余韻に翻弄されるんです。それを見た彼は「彩夏も逝ったんだね」って歓んでくれて、私の中から溢れてくるものを、ティッシュでそっと拭いてくれるんですけど、そのティッシュの感触に、また、私、甘い声を上げてしまうんです。
胸の痣が薄くなるよう指でマッサージしながら、そんな恥ずかしい光景を思い浮かべてしまいました。でも、彼に愛されている、このからだを、私を愛してくれる彼が、とても愛しくなるんです。
「さあ、早く帰って、夕食の準備をしなきゃ。今日は、お肉を焼いて、ワインを開けて、そして、また・・・。」そんなことを考えてしまいます。セックスの楽しさがわかってきたんだって、素直にそう思います。
タオルはどこ・・・からだを拭こうと思って、いつも掛けておく扉のフックを見ました。でも、バスタオルがありません。「洗濯機の上かな。それとも、かばんの中に入れたままだったかな。」そう思いながら、シャワーを止めるのも忘れて、バスルームの扉を開けました。
信じられないことに、そこにお父様がいたんです。たたんだ服の間から取り出した私の下着を手に持ったまま、私を見つめていました。思わず漏らした悲鳴。お父様のひきつった顔。「違う、違うんだ。」そう言いながら、慌てたように、私の口を押さえつけるお父様の 顔には凶暴な牡の身勝手さが浮かんでいて、恐怖を覚えました。
もがいて逃れようとする私に、騒がせまいとするお父様。多分、その時点では、息子の妻を・・・ということまで考えてはいなかったと思います。お父様も混乱していたんです。
バスルームに逃げ込もうとする私をはがいじめにして、強引に、脱衣所の床に押し倒しました。そうして、抗う私を押さえつけたお父様は「違うんだ、彩夏さん。聞いてくれ。」って話しかけるんです。その懸命な声に一瞬動きを止めたんですが、目と目が合って初めて、その延長線上にある乳房をお父様がつかんでいることに気づきました。
私の目線を追うようにお父様の視線も胸に。ハッとした表情のお父様。手がピクッと震えて、一瞬離れそうになりました。その手が、偶然のいたずらでしょうか。私の乳首を軽くなぶったんです。そして、そんなことありえないはずなのに、私の口から、かすかに、甘い声が漏れたんです。
胸の痣が薄くなるよう指でマッサージしながら、そんな恥ずかしい光景を思い浮かべてしまいました。でも、彼に愛されている、このからだを、私を愛してくれる彼が、とても愛しくなるんです。
「さあ、早く帰って、夕食の準備をしなきゃ。今日は、お肉を焼いて、ワインを開けて、そして、また・・・。」そんなことを考えてしまいます。セックスの楽しさがわかってきたんだって、素直にそう思います。
タオルはどこ・・・からだを拭こうと思って、いつも掛けておく扉のフックを見ました。でも、バスタオルがありません。「洗濯機の上かな。それとも、かばんの中に入れたままだったかな。」そう思いながら、シャワーを止めるのも忘れて、バスルームの扉を開けました。
信じられないことに、そこにお父様がいたんです。たたんだ服の間から取り出した私の下着を手に持ったまま、私を見つめていました。思わず漏らした悲鳴。お父様のひきつった顔。「違う、違うんだ。」そう言いながら、慌てたように、私の口を押さえつけるお父様の 顔には凶暴な牡の身勝手さが浮かんでいて、恐怖を覚えました。
もがいて逃れようとする私に、騒がせまいとするお父様。多分、その時点では、息子の妻を・・・ということまで考えてはいなかったと思います。お父様も混乱していたんです。
バスルームに逃げ込もうとする私をはがいじめにして、強引に、脱衣所の床に押し倒しました。そうして、抗う私を押さえつけたお父様は「違うんだ、彩夏さん。聞いてくれ。」って話しかけるんです。その懸命な声に一瞬動きを止めたんですが、目と目が合って初めて、その延長線上にある乳房をお父様がつかんでいることに気づきました。
私の目線を追うようにお父様の視線も胸に。ハッとした表情のお父様。手がピクッと震えて、一瞬離れそうになりました。その手が、偶然のいたずらでしょうか。私の乳首を軽くなぶったんです。そして、そんなことありえないはずなのに、私の口から、かすかに、甘い声が漏れたんです。