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空蝉
第14章 裏切り



くだけた腰を 抱き起し 強い力で 後ろから

猛りし肉が このからだ 貫くごとに はずれゆく

理性のたがの 儚さに

からだをねじり、首を抱き 「やさしくして」と 願えども

いつか、それさえ 忘れ去り

「もっと、もっと」と 泣きながら わたしは、よがり 狂うだけ



幾度も、肉に 貫かれ 腰を震わせ 果てながら

飽くことのない 欲望に 「罪」も「恐れ」も 剥ぎ取られ

淫らの精を 注がれる その果てしない 歓びに

喜悦のあまり、泣きながら 「ごめんね、あなた 許して」と

「こんな、わたしを 許して」と 抱かれて、果てて 繰り返す



「夫がくれる 優しさに 充たされていた このからだ

飽きることない 欲望を なぜ、教えたの 酷い人」

責めてはみても したたかな 笑顔で、おなか 撫でられて

「子どもに障る」と 言いながら

その舌の根の 乾く間も なく、このからだ 弄ぶ

憎い男に 縋りつき 「忘れさせて」と 繰り返す



「お前が孕む 子は、俺の・・・」 問われて、あの夜 思いだす 

酔った夫に 跨って 言われたとおり その肉を

ゴムに搾った そのあとの 淫らに濡れる 下腹部に

肉を迎えた あの夜を

その苦しさに みなまでも

聞かず、「この子は 裏切りの 証し」と泣いて 縋りつく



「もっと、お願い お義父様 弄って、そして 狂わせて

あなたがくれた 悦びは 裏切り、暮らす 理由です

だから、夫を欺いて いつも、あなたが望むまま

こうして抱かれて いるんです

だから、あなたの望むまま 裏切りの子を 愛し子を

おなかに孕んで いるんです」



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