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僕のマミちゃん
第7章 count 1
はぁ…びっくりした……緊張した…
震えの残った体を椅子に落ち着かせると、つま先に何かが当たって違う意味でびっくりして飛び退いた。
あああああああ!
悟くんっ!
衝撃的な出来事に頭が支配されちゃって…忘れてました。ごめんなさい…
小さく体を丸め、膝を抱えた悟くんは真顔だった。今の全部聞いてたよね…なんだか気まずい。
「マミちゃん」
「な、なぁに?」
悟くんの前に正座をして座る。
「また、『私なんか』って言ったね?それって、マミちゃんの良さを知って好きになった僕や、さっき告って来た人に対して失礼だと思わない?」
「…そう…かな……ごめんなさい」
「謝って欲しいんじゃないんだよ?もっと自信を持って欲しいんだよ。わかってる?」
少し怒ってる?
言ってくれてることは頭では分かるけど、ずっと自信とは無縁で生きて来た私は、自信を持つってどうすればいいのか分からない。
「……うん」
「わかってないでしょ?マミちゃんが自分自身を下げたりするのはやめろよ。もぉー!僕はマミちゃんのこと認めてるよ」