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僕のマミちゃん
第8章 count love
この数日、心待ちにしていた悟くんの家に…着いた。
帰り道、話題には出なかったけど、今日エッチするんだよね?嬉しいような怖いような…緊張してる私に比べ、悟くんはいつもと変りなく…
部屋に入ると脱いだ上着を無造作にハンガーにかけ、いつもの場所に座り込み、
「マミちゃん」
と両手を広げる。
「ちょっと待ってね」
黒いローテーブルの上で、帰り道に寄ったコンビニで買ってきたアイスの蓋を開ける。期間限定のマロン味と定番のバニラ。
「そんなのいいから、早くー」
「悟くんが食べたいって言ったのに、溶けちゃうよ?」
「あの時は期間限定の文字に惹かれて食べたかったんだけどね、今はマミちゃんを食べたいの」
「うん。アイス食べ終わったら、ね」
「あらやだ、マミちゃんってば、大胆発言しちゃって~」
オネエみたいな口調が可笑しくて、クスッと笑いを溢す。
マロン味のカップアイスとスプーンを持って、指定席である悟くんの足の間に背中を向けてちょこんと座った。
「今日の体育の時のマミちゃん、すっげぇ可愛かったー。みんなに僕たちの仲、見せびらかしちゃったね」