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僕のマミちゃん
第8章 count love


「やーらしー、やらしいなー。マミちゃんは教室でもこんな風に仲良くしてくれるんだ?クラスん中にも膝の上に抱っこしてるカップルいるけど、誰も気にしてないから。僕らもやっちゃう?」

次第に顔が赤くなる私の頭を両手で撫でながら楽しそうに揶揄ってくる。私が出来ないって分かってて言ってる。

「違うぅーっ、みんなの前で普通に話すだけでも恥ずかしいのに、抱っことか無理…」

「あはっ、それは僕も無理かなー。無意識にマミちゃんのピンクちゃん摘まんじゃうかもしれないし?でもさ、普通に話すくらいは出来るようになって欲しいな」

「うん、頑張ります。まずは挨拶から」

「ぶっふ!そっから?」

腿の上に座ってるから視線の高さが近くなる。美味しそうに食べる悟くんにアイスを運んでいるとふと、気になることが。

「あれ?悟くんてタレ目じゃないのね?」

「普通の目でしょ?でも笑うとタレちゃうの。ほら」

ニッコリ笑ったその目は三日月型。

「悟くんの笑顔、大好き」

無意識につぶやいて、自分の口にも食べ頃に柔らかくなったアイスを運ぶ。

「あはっ、さらっと言うねー。大好きとかって…ドキッとしちゃうじゃん。すっげー嬉しいよ。マミちゃんのためにいっぱい笑っちゃうからー」

そう言って、ふざけた調子で私の脇腹を、こちょっとくすぐった。

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