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僕のマミちゃん
第8章 count love
ん?……イくってことは射精したってことだよね?待って、待って!赤ちゃん出来ちゃう…
迂闊だった。ここまでムードに流されて肝心なことを忘れていた。保健体育で学んだのに…
股割りしたままの姿で顔面蒼白の私の目の前に、白濁した液体の入ったコンドームがぶら下がる。
「いっぱい出ちゃった」
固く止め結びされたコンドームを床に放り投げ、
「マミちゃん、最高!」
大の字になってベッドに倒れ込んだ。
いったい、いつ用意したのかしら?ぜんぜん気が付かなかった。浮かれ切っていた無知な私なんかよりずっと頼りになる。ますます好きって気持ちが大きくなる。
胸の奥が温かくなって自然と頬が緩む。
「マミちゃん隣に来てー。余韻に浸ろーよ」
「うん」
私の居場所であろう場所をバンバンと叩く手元を見た時、視界に赤いものを捉えた。
白いシーツにほんの小さな赤い染み。
あっ!私の血。初めてだったから出血があったんだ。
慌てて腰を上げ、今座って居る場所を見た。ちょっと付いてる…悟くんの足を退かして確認すると、私が漂流していたと思われる場所にも所々。
「どーした?」