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僕のマミちゃん
第8章 count love
絶望して顔を覆っていると、体を起こして心配そうに覗き込んでくる。
「あっ、血か?大丈夫?服着てトイレ行こ。ね?」
「ごめんなさい、汚しちゃった」
「大丈夫だよ。明日洗濯するから。それよりトイレが先」
明日洗濯するってことは今晩このまま…汚れたまま寝るの?そんなことさせられない。
頭の中で計算する。汚れた部分を手洗いして、コインランドリーに持って行けば大丈夫。よしっ!
制服を手早く着こみ、パンツを握りしめてトイレへ駆け込んだ。
そして部屋に戻ると、全裸のまま微睡んでいた悟くんを転げ落として、ベッドマットからシーツを剥いだ。
「うわっ、ちょっ…マミちゃんっ、何?!」
「洗面所お借りしますっ」
猪のように突進する私に驚く悟くんを振り切り、再び1階に降り立った。
血液はすぐに水洗いすれば、落ちる汚れ。付いた箇所を確認しながら一つずつ丁寧に流水で摘まみ洗い。
「そんなことしなくていーよ」
追いかけて洗面所に現れた姿はパンツ一丁。
「もうもうっ、早く服着てぇ」
とても目のやり場に困ります。
「さっきまで、裸で抱き合ってたのに?ぅえっ…くしっ!」
「風邪ひいちゃうよ?」