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僕のマミちゃん
第2章 count 6


カチャカチャ、もぞもぞと足元で動く気配がする。

「もう、僕こんなだよ。マミちゃん、挿れてい?」

薄目を開けて見ると、霧野くんが俯いて何かを見ている様子。

視線の先に焦点を合わせようと首を持ち上げ目を見開いた。
そこには、紫みを帯たピンク色の…


「すっ、ぽん!……」


恥ずかしさと胸の高鳴りで極度の緊張状態の上、得体の知れない物体に恐怖を感じ、私の意識が遠のいた。

   ・
   ・
   ・

「マミちゃん。マミちゃーん」

遠くの方で私を呼ぶ声がする。

意識が段々はっきりして、目を開ける。

ここはどこ?

一瞬、脳が追い付かなくなる。

「マミちゃんっ!良かったぁー、生きてた。びっくりしたよ、急に気絶しちゃったから…救急車呼ぼうかどうしようか迷ってたよー。すっげー焦った…」

心配そうに覗き込む霧野くんの顔があった。

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