この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のマミちゃん
第2章 count 6
カチャカチャ、もぞもぞと足元で動く気配がする。
「もう、僕こんなだよ。マミちゃん、挿れてい?」
薄目を開けて見ると、霧野くんが俯いて何かを見ている様子。
視線の先に焦点を合わせようと首を持ち上げ目を見開いた。
そこには、紫みを帯たピンク色の…
「すっ、ぽん!……」
恥ずかしさと胸の高鳴りで極度の緊張状態の上、得体の知れない物体に恐怖を感じ、私の意識が遠のいた。
・
・
・
「マミちゃん。マミちゃーん」
遠くの方で私を呼ぶ声がする。
意識が段々はっきりして、目を開ける。
ここはどこ?
一瞬、脳が追い付かなくなる。
「マミちゃんっ!良かったぁー、生きてた。びっくりしたよ、急に気絶しちゃったから…救急車呼ぼうかどうしようか迷ってたよー。すっげー焦った…」
心配そうに覗き込む霧野くんの顔があった。