この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のマミちゃん
第3章 count 5
「あ、あの…お友達はいいの?」
「うん。マミちゃんを待ってる間に、たまたま通りかかった奴等と話してただけだよ。今日うちに寄ってくでしょ?ふふっ、ぽんちゃんと触れ合う日だよ」
ウサギやハムスターの居るふれあい動物園ならいいけど。ぽんちゃん……本当にあの物体と…?怖い怖い怖い、どうしよう……みるみるうちに私の顔は青ざめていく。
「どした?ひょっとして、ぽんちゃんと仲良くしたくない?うーん、困っちゃったなぁ。僕、マミちゃんとエッチしたいんだけどなぁ。マミちゃんが好きで好きで堪らないから押し倒したくなっちゃうんだよね。こう、衝動が抑制できなくなっちゃうっていうか」
え、え、え、え、えっち?!
恋人だったらエッチするんだよね?
知識としては知ってる。そういう描写が少しだけ書いてある小説も読んだことがある。
私はてっきり、キスをして布団の中でもぞもぞしたら終わりだと思っていた。小説の中ではそんな感じだったから…どこにもぽんちゃんのことなんて書いてなかったのに。
一番最初はすごく痛いってことも知ってる。クラスの誰かが言ってた。あんな姿、見るだけでも怖いのに、痛いのなんてもっと嫌……
鞄を握りしめる手にぎゅっと力を込めた。
「大丈夫だよ。いーっぱい、いちゃいちゃしてマミちゃんのことその気にさせるから。ね、ね?そういえば、最近友達出来たんだね?」
私の頭に手を置き、屈託のない笑顔を向けられる。清々しい風になびく髪が、まだ暑さの残る太陽の光でオレンジ色に煌いて綺麗…