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僕のマミちゃん
第3章 count 5
「お、お仕置きって?」
「うーん、何にしよっかなぁ。簡単なやつねー。うーん、そうだなぁ…マミちゃんからのキスにしよっか」
…っ!そんなの、全然ちっとも簡単じゃないっ。悟くんがリードしてくれるから受けられるけど、自分からするなんて…無理っ、無理!
「まーだー?」
さっきまで私を抱きしめてゼロ距離だったのに、今は離れた位置であぐらをかいている。
えっ?もうするの?唇まで、どうやって近づいて行けばいいのかすら分からない…
もぞもぞと悟くんに向き合って、顔を見上げる。身長差20センチ、体を伸び上がらせないと届かない。
女の子座りから正座に座り直して、膝の上に手を付き腰を浮かせた。
目を閉じてゆっくりと顔の辺りをめがけて近づいた。
んー…今どこら辺にいるのかな?もうすぐ触れるかな?
片目を薄っすら開けて見ると、目の前に唇があった。だいぶ下方向に進路をとってしまったみたい。
一旦、引き返す。
「マミちゃん、どこにキスするつもりだったの?」
悟くんは顔を真っ赤にし、結んだ唇をぷるぷるさせている。