この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のマミちゃん
第4章 count 4
悟くんの部屋の黒いローテーブルの上で、カップアイスのまわりに付いた水滴をハンカチで拭い蓋を開ける。私はマンゴーシャーベット、悟くんはストロベリーチーズケーキ味、コンビニに立ち寄って買ったアイス。
もうすぐ衣替えの時期だというのに、今年はまだ暑い夏が続いているよう。
「美味しい?マミちゃんのも味見させて?」
「うん、美味しいよ」
プラスチックのスプーンで掬って口元に運ぶ。
「んっー、美味しいね。僕のも美味しいよ。はい」
ドキンと胸が鳴る…
食べさせてあげるのは何の意識もなく出来たのに、差し向けられたアイスの乗ったスプーンの先を見たら、途端に頬が熱くなった。
恥ずかしい……シュークリームを思い出しちゃう。悟くんの指で掻き回されたあの時のことを。
「ほら、溶けちゃうよ?」
焦らすように言われ、慌ててパクリと飛び付いた。引き抜かれるスプーンに背中がゾクッとなる。
「これはエロいな。もしかして口の中も性感帯?むふふっ、マミちゃんが可愛くて堪らなくなるよ…はい、もうひと口」
「あむっ」
まじまじと見つめられてるような気がして、恥ずかしい…