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僕のマミちゃん
第4章 count 4


悟くんの部屋の黒いローテーブルの上で、カップアイスのまわりに付いた水滴をハンカチで拭い蓋を開ける。私はマンゴーシャーベット、悟くんはストロベリーチーズケーキ味、コンビニに立ち寄って買ったアイス。
もうすぐ衣替えの時期だというのに、今年はまだ暑い夏が続いているよう。

「美味しい?マミちゃんのも味見させて?」

「うん、美味しいよ」

プラスチックのスプーンで掬って口元に運ぶ。

「んっー、美味しいね。僕のも美味しいよ。はい」                       
ドキンと胸が鳴る…

食べさせてあげるのは何の意識もなく出来たのに、差し向けられたアイスの乗ったスプーンの先を見たら、途端に頬が熱くなった。

恥ずかしい……シュークリームを思い出しちゃう。悟くんの指で掻き回されたあの時のことを。

「ほら、溶けちゃうよ?」

焦らすように言われ、慌ててパクリと飛び付いた。引き抜かれるスプーンに背中がゾクッとなる。

「これはエロいな。もしかして口の中も性感帯?むふふっ、マミちゃんが可愛くて堪らなくなるよ…はい、もうひと口」

「あむっ」

まじまじと見つめられてるような気がして、恥ずかしい…
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