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僕のマミちゃん
第6章 count 2
「あの…あの、橋尾さんの彼氏さんは年上ですか?」
大人っぽい橋尾さんのことだから大人の彼氏だと思った。
「そうよ、年上」
照れることもなく、さらっと言い放つ橋尾さんの周りから高校生という子供っぽさが消える。
「わぁ、やっぱり…」
「おじさん好きに見えた?」
「違う、違うの。橋尾さん大人っぽいから大人の恋愛してるんだろうなぁって思ったの」
両手を振って、全力で否定をする。
「あははっ。で、聞きたいことってなに?あっ…!」
近くに寄れって手招きをされ、腰をかがめてそばに寄った。
「霧野に迫られてるんでしょ?」
核心をついた言葉を囁いた。
私は顔を赤くして照れ笑いしながら、もじもじした。
「好きならそうなるでしょ?」
「うん。そうなんだけど、その前の段階っていうか…」
「え?まさか、キスの話?」
「ううん。あの、あのね、男の人のアレが怖くて見れないの」
恥ずかしさを我慢し、橋尾さんの耳元で一気に囁いた。