この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕のマミちゃん
第6章 count 2


放課後、校門の所で待っていてくれた悟くんと並んで歩き出す。

「あはっ、走って来なくて大丈夫だよ。今日は家に寄ってけるよね?こないだマミちゃん来てくれなかったから淋しかったなぁー」

屈託のない笑顔で淋しかったって、まるで社交辞令みたいに楽しそうに言う。いつも楽し気な悟くんが淋しがるはずなんて無いと思う反面、淋しがらせてしまって申し訳ないとも思った。

「ごめんなさい…」

「なんだよぉー、謝るような事じゃないから。用事があったんだから、しょうがないよ」

しょうがないと言ってくれた用事は嘘でした。悟くんに嘘をついていたことで罪悪感でいっぱいになる。

嘘なんかつかずに、覚悟が出来ていなかった私の気持ちを正直に言えばよかった。
今更ながらに気が付いた。このままでは私は悟くんと向き合えてないって…

……ちゃんと謝りたいの。

「悟くん…そのことなんだけど」

「昼休みさー、橋尾さんと楽しそうだったね?肩組んだりして、なーに話してたのかな?」

橋尾さんがしてくれたように、一瞬だけ肩を抱き寄せられる。話題を変えようとしてるのが分かった。
私の稚拙な嘘なんて簡単にバレちゃうもの…きっと全てをわかった上でスルーしてくれようとしてるんだわ。

それでも、嘘をついたこと正直に話して、きちんと謝りたかった。

/171ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ